読書会とは?種類や参加するメリット、選び方までわかりやすく解説

読書会とは?

読書会とは、参加者同士で本の内容や感想、考えたことを共有しながら交流を楽しむ集まりのことです。決まった本を事前に読んで、当日話し合うスタイルや、各自で好きな本を持ち寄る読書会など、主催者によってさまざまです。
開催場所は、オンライン・オフライン問わず全国各地で開催されています。

読書会の参加方法は、こちらのサイトで詳しく解説しています!

初めて参加される方が勘違いしやすい点は、読書会の時間中には読書しないことが多いことです。「"読書"会って名前なんだから読書をする会でしょ?」と思われるかもしれませんが、多くの読書会は、当日までに読んだ本について話し合う場合が一般的です。

ちなみに、私が開催する読書会は、当日までに読む時間がない方のために、あえて読書会中に「読書タイム」を設けたことがあります。

当日に読書タイムがあるか不安な場合は、主催者に問い合わせてみましょう!

読書会の種類・特徴

読書会にも、いろんな種類がありますが、今回は3種類紹介します。

課題本形式

主催側が指定した1冊を、当日までに読んで参加する形式です。

読書会によっては、指定の本を読み終えてから参加することを条件としている会もあります。参加者が同じ本について語り合うので深い話をしたい人におすすめです。

持ち寄り形式

参加者それぞれが、好きな本を持ち寄って、参加者の皆さん向けにどんな本だったかを紹介しあう形式です。

参加者のなかには「昨日買ったのでまだ全部読み切れていないのですが・・・」と"これから読みたい本"を紹介する方もいらっしゃいます。課題本形式に比べて、参加ハードルは低いと思います。

また、普段は手にも取らない本と出会えるきっかけにもなるのが、持ち寄り形式のメリットです。

ビブリオバトル形式

「持ち寄り形式」の、よりプレゼン感が強くなった形式が、このビブリオバトル形式です。

参加者がそれぞれ本を持ち寄って、参加者の方々に本の魅力をプレゼンします。その後、「どの本が一番読みたくなったか?」を参加者の投票で決めるのが一般的です。

この3種類以外にもいろんな読書会があるので、ぜひイベント予約サイトなどで確認してみてください!

読書会に参加するメリット

一人で落ち着いて読書するのも楽しいですが、読書会に参加すると、それだけでは得られないメリットがあります。

強制的に読書時間を作れる

読書会に申し込むと、強制的に本を読む機会ができます。「最近忙しくて本を読む時間が取れない…」「積ん読(つんどく)がたまってきた…」という方も、当日までに本を読むモチベーションができます。いい意味で、自分にプレッシャーをかけることができます。

視野が広がる

課題本形式では、同じ本と同じ体験をした人から話を聞くことができたり、、自分では思いつかない意見や解釈に触れられるのが読書会に参加する醍醐味です。

私が実際に参加した持ち寄り形式の読書会では、本の装丁(ジャケット部分)で本を選ぶ人が複数人いらしゃり、Amazonの評価などで判断していた私とは違う観点で本を選んでいる人もいるのが面白い発見でした。

人とのつながりができる

会社と自宅の往復、またはずっと在宅勤務で新しい人間関係が欲しいという方が読書会に参加されると、共通の趣味である読書を通じて自然な交流が生まれます。読書会で出会ったことがきっかけでお友達になったり、カップルや夫婦になられた方もいらっしゃいます。

アウトプット力が身につく

本を読んだ感想や自分の考えを言葉にすることで表現力・伝える力が鍛えられます。

私の開催する読書会では、「頭ごなしに否定しない」ことをルールにして、参加者の方々が安心して話せる雰囲気づくりを重要視しています。安全に失敗できる環境でアウトプットすることで参加者の方々にとってプラスになれば嬉しいなという気持ちで読書会を開催しています。

読書会を選ぶ時のポイント

読書会を探すときは、次のポイントをチェックしましょう。

読書会の形式

  • 課題本形式か、持ち寄り型か、それ以外か
    • 課題本形式の場合、事前に読み切る必要があるか
  • オンラインか、オフラインか
    • オンラインの場合は、発言必須か、聞くだけの参加もOKか
    • オンラインの場合は、顔出し必須かどうか

参加人数

合計6人が参加する読書会の場合、1つの机で6人が話し合うのか、2つの机で3人ずつ話し合うのかなどは読書会によって違います。

5人×1グループの会や、4人×5グループの会などあるとおもいますので、自分の好みに合うほうを選んでみてください。

本のジャンル

  • 持ち寄り形式の場合、本のジャンルが指定されているかどうか(例:ミステリー系、SF系)
  • 漫画や雑誌もOKかどうか

自分が好きなジャンルの会に参加する、もしくは、新たなジャンルに触れてみたいなど目的に合わせて選んでみてください。

主催者や読書会の雰囲気

主催者がわかる場合は、SNSやブログの内容を事前にチェックすると、自分に合うかどうかの判断の助けになると思います。また、読書会のホームページがある場合は、過去の課題本リストや読書会の写真がないか確認してみると安心です。

読書会中の写真があれば、年齢層や性別のイメージも湧くと思います。

読書会に参加するときのマナー・注意点

特別なマナーやルールは特にないと思いますので、初めて参加される方は楽しむ気持ちをもって臨むのが一番だと思いますが、下記の注意点を知っておくとよりリラックスして楽しめると思うので紹介します。

他人の意見を尊重する

自分と意見が違っても頭ごなしに否定しない姿勢が大切だと思います。

参加者の中には、「プレゼン力を身につけたい」と勇気を出して参加して緊張している方もいるかもしれません。

自分だけでなく、参加者全員がリラックスして楽しめるように、1人ひとりが意識できる読書会が私は素敵だなと思いますし、私も全員に楽しんでもらえるように頑張っています!

自分の話を長くしすぎない

時間が短く、参加人数が多い読書会では、1人が感想や考えを話せる時間が多くない場合があります。主催者としては、参加者全員に発言していただく時間をとりたいと考えています。

そのため、他の参加者の方の話す時間が無くなってしまうと判断した場合は、話している途中で声をかけられることがあるとおもいますが、その際はほかの方にバトンタッチしていただくのがよいと思います。

初めて参加する場合は、この件は特に気にする必要はないと思います!

開始時間や支払方法を確認

当日、現地で現金での支払いか、QRコード決済は可能なのか、両囚虜の発行は可能なのかなどは事前に確認しておくと当日慌てなくて済みます。

また、開始時間の10分前には到着して支払いを済ませておく必要があるかなど、タイムスケジュールも確認しておくとよいと思います。

遅刻や参加できなくなった場合は早めに主催者に連絡する

急に別の予定が入ったり、体調不良になって参加できなくなることは誰にでもあると思います。そんな時は、主催者の方に早めに連絡してあげましょう。特に少人数の読書会では、人数が1人減ると他の参加者の方にも影響が大きいことが予想されます。

遅刻して参加する場合は、後から会場に入りづらい雰囲気を感じると思いますが、勇気を出して入っていただくのが良いと思います!

まとめ:読書会で本と人との出会いを楽しもう

読書会とは、本をきっかけに人とつながり、学びや刺激を得られる素敵な場です。

最初は参加に不安があるかもしれませんが、初心者歓迎の読書会もたくさんあります。自分に合った読書会を見つけて、新しい本や人との出会いを楽しんでみましょう。

まずは気軽にSNSやイベントサイトで「読書会」と検索して、自分にぴったりの読書会を探してみてください。

読書会の参加が決まったときの、当日までにやっておくべきことなどはこちらの記事で解説していますのでご覧ください。

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