初参加でも安心!読書会のマナーや注意点を解説
読書会には興味があるものの、「読書会のマナーがわからない…」「初参加で変なことをしてしまったらどうしよう…」と不安に感じることはだれしもあると思います。
この記事では、読書会初心者でも安心して参加できるよう、知っておきたいマナーをわかりやすく解説します。
ですが、知らずに参加してもなんとかなりますし楽しめるはずです!笑
読書会をより楽しむための参考になれば幸いです。
読書会のマナー【基礎編】
読書会では、参加者のほとんどが初対面同士ということが多いです。
そのため、仕事やほかの交流イベントと同じマナーは読書会でも大事にしたいものです。
具体的には以下のような点に気をつけると安心です。
- 開始時間に間に合うようにする
- 受付時間を確認しておく
- 最寄り駅から会場まで、徒歩で何分くらいかかるか調べておく
- 参加費の支払い方法を事前に確認しておく
- 当日、現地で現金支払いなのか、事前にクレカ決済なのか、など
- やむを得ず同日欠席する場合は、主催者に早めに連絡する
- 服装や身だしなみにはある程度気を遣う
- 読書会ではシンプルで落ち着いた感じの身だしなみの方が多いです。香水のつけすぎにも気を付けましょう
- 強引な営業・勧誘行為、連絡先交換などはNG
- 他のイベントの悪口や悪評を広める行為も控えましょう
他のイベントとは違う、読書会ならではのマナーもこれから解説します!
読書会のマナー【話すとき】
自分ひとりだけ長く話しすぎない
読書会の参加者全員が発言できるように、自分だけが長く話しすぎないように心がけましょう。とはいっても、自分では長く話しすぎているかわからないこともあるでしょう。
その場合は、主催者の方に「そろそろ次の方に…」と言われたら切りのいいところで話し終えるようにしましょう。または、「話が長すぎたら教えてください」と先に周りに断っておくと、気持ちよく話せると思います。
ただ、初めての参加で自分の感想や意見を簡潔にわかりやすく表現するのは難しく感じますし、緊張して自分がどれくらい長く話しているかもわからないと思います。なので、長くなってしまっても致し方ないと思います。
ですが、「意図的に自分の話を長く話してほかの参加者の時間を奪ってやろう」と悪意を持った参加は控えましょう。
本の内容のネタバレをしてもよいか事前に確認
読書会には、大きく「課題本形式」と「持ち寄り形式」の2つがあります。
読書会の形式の詳細は、下記の記事で解説しています。
「持ち寄り形式」の場合は、自分の好きな本を参加者の皆さんに紹介する形式ですが、内容をどこまで話してよいのか迷うときは、事前に「ここからはネタバレになるのですが話を続けてもいいですか?」と周りに質問してOKな雰囲気だったら続きを話すようにすると安心です。
特に、ミステリー小説の大どんでん返し系を紹介する場合は意識してみましょう。
読書会のマナー【聞くとき】
頭ごなしに否定するのはNG
他の人が話しているときに、「それは違うと思います」「いいえ、私はこう思いました」と頭ごなしに否定するのは控えましょう。
読書会の楽しく学べる雰囲気が壊れてしまいます。
読書会は、自分とは違う意見や考え方を聞くことでより自分の学びにつなげられるのがメリットの1つだと思います。むしろ、自分と違う考えを持った人の話を聞く姿勢を持って臨むと、読書会を最大限楽しめると思います。
自分とは違う意見がでたら、まずは受け入れましょう。
例えば、「そういう考え方も素敵ですね、私にはなかった視点なので勉強になります。私は○○のように感じましたが、皆さんはどう感じましたか?」と周りの意見も自分の意見も尊重するような発言ができると盛り上がるのではないでしょうか。
余裕があれば、うなずきやリアクション
「自分が話す番がもうすぐだ…どう話そうかな…ドキドキ」という状況で、他の人の話に集中なんかしてられないと思うこともあるかもしれません。
しかし、もし余裕があれば、他の方が話しているときに、うなずいてみたり「へぇ~」とリアクションをとってみると、話しやすい雰囲気が生まれます。
そうすると、自分が話すときも、うなづいてもらえたりリアクションしてもらいやすくなり、結果的に自分が緊張せずに話せると思います。
読書会のそれ以外のマナー
飲食物の持ち込み
読書会は、参加者の方や紙の本や電子書籍などを持参します。
そのため、食べ物や飲み物がこぼれてしまうと、他の方の本を汚してしまう可能性があります。
そのため、事前に飲食物の持ち込みがOKかどうか、読書会の内容を見返したり、主催者に問い合わせたりしてみましょう。
持ち込みOKの場合でも、手が汚れない食べ物や、フタがきちんと閉められる飲み物にしておくとトラブルがなく安心だと思います。
オンライン読書会のマナー
Zoomなどのオンラインで開催される場合の、気を付けたいポイントもいくつかあります。
- 参加前に確認しておき、主催者の進行に合わせるほうが無難です
- 発言せずに、耳だけ参加はOKか
- カメラONが必要か
- 他の人が発言しているときはミュートにすべきか
- 他の人が発言しているときは、チャットで「面白いですね!」とコメントしたりや拍手アイコンで反応したりすると盛り上がります(チャットの使用可否は会によって違います)
ドレスコード
読書会のテーマによっては、ドレスコードがある場合があります。
例えば、下記のようなパターンです。
「夏祭りをテーマにした本を紹介しあう読書会なので、参加者の方は浴衣での参加を推奨します!」
「今回の課題本の作者はベレー帽がトレードマークです。そのため、参加者の皆さんもベレー帽をぜひ被って参加してみてください!」
このような告知がある読書会に参加してみたいと思ったときは
ドレスコードは必須なのか、任意なのか確認してみましょう。
参加者の本の写真撮影・SNS投稿
「持ち寄り形式」の読書会では、会の最後に参加者の皆さんが持参した本を机の上に並べて写真を撮る光景がしばしば見かけます。
写真を撮るときは、「写真を撮ってもいいですか?」「この写真をSNSに投稿してもいいですか?」と確認し、OKをもらってから撮るようにすると安心です。
実際、読書会に参加した感想や、その会で紹介されていた本を投稿されている方は、noteやXにたくさんいらっしゃいます。
また、参加者の方の顔が映る写真を撮る場合も同様に確認をとるようにしましょう。
読書会のマナーは楽しむためのもの
読書会におけるマナーとは、難しいルールではなく「思いやり」や「敬意」を形にしたものです。
少しの心がけで、初めてでも安心して楽しめる読書会になります。
「楽しむ心」を持っていくのが、一番必要なマナーです!
ぜひ読書会に参加してみて、素敵な本や人との出会いを体験してみてください!